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岩波書店
グループ:Book
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価格:¥ 1,785
ポイント:17 pt
発売日:2005-11-03
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カスタマーレビュー ![]()
非正社員の心をうまくとらえている
(2006-12-06)
著者は工業高校を卒業後、日立製作所に入社。しかしそこで自分は「電気」には興味がもてないことを悟り大学に進学しジャーナリストとなり大学教授となっている。このように紆余曲折を経た人は弱者の気持ちが理解できるものである。
非正社員の悲惨な現実、これに対して労働者は
(2006-02-08)
この本が評判となっています。それは現に「雇用破壊」とも言うべき形で、非正社員が激増し、今の生活や将来の不安に直結する問題となっているからです。賃金も労働条件も雇用の継続性・安定性も著しく制限された労働者が、多数を占める勢いで増えているのです。
この本は、その実情の一端を(一端ではありますが)示してくれています。95年以降この10年間の実情が明らかになっていきます。自分や自分の周りの人にあてはまるような例、企業の「手口」がいっぱい出てきます。その意味で、知っておくべき事実がいっぱいあります。
この本の著者は元ジャーナリストの学者として、ある種たんたんとデータをあげていきますが、自分たち労働者の置かれた状態の問題、さらには資本の攻撃の問題としてみたとき、怒りなしには読めなくなります。著者は「企業の社会的責任」を説き、「新たなルールを求めて」「こういう雇用システムにしたらどうか」、「働きに応じた公正な処遇を確立すべき」、「法令遵守」、「非正社員を含めた価格是正」、「男女共同参画を進める」といったことを結論としています。
しかし、最大の問題は、なんといっても労働者の団結と闘いの問題です。マルクスは140年ほど前に『賃金・価格・利潤』という本の中で、「無限の利潤追求という資本の原理からして、労働者は闘わない限り、資本によって極限まで搾取され命までおびやかされる。だから労働者は労働組合に団結して闘う必要がある」と述べています。現実は、資本と労働者の力関係で決まります。私たち自身が、この全体構造をみきわめ、資本の分断攻撃(公務員労働者と民間労働者との分断、産業間・企業間の労働者の分断、企業内の社員間の分断、非正社員との分断など)をのりこえ、団結をつくり出してともにたたかっていくこと。ここにこそ、私たちの未来はあることを確信しましょう。
労働現場の問題点は書かれているが、ウエイトの置き方はどうか
(2006-01-26)
この本の長所
副題は「非正社員という生き方」になっているが、非正社員の問題点だけではなく、労働現場の問題点を多角的に明らかにしたところ。章立ては、若年非正社員、中高年非正社員、女性非正社員と大まかに分けられているが、正社員の問題点も書くことによって、労働者の置かれている悪条件を見事に描き出している。
この本の短所
著者の得意な分野である女性労働者についてはよく書けているが、若年非正社員(フリーター)の記述はイマイチ。p5、6の記述があるので(モラトリアム、パラサイトシングルの問題はこの本では取り上げるべきではないと思う)、若年非正社員の問題がぼけてしまっている(この書き方では著者が主張したいはずの企業側の責任や行政の責任追及が不徹底になってしまう)。
結論
長所で星5つ、短所で1つ減らして、星4つ。
分析はしてるけど何が言いたいの?
(2005-12-16)
NEET、フリーターがどれだけ増えているのか、そして、その影響はどういった面に及ぶのかの分析はしてあります。
でも、それで提言は?
この現状分析から導き出される著者なりの回答が不明確です。
一気に書き上げた分だけ、文章がこなれていません。
暇で、お金が余っている人はどうぞ。
フリーターの実情、リストラによる中高年フリーターの厳しい現状と問題点を取り上げたルポ
(2005-11-28)
本書は、若い世代、中高年、女性……と、それぞれの非正社員としての生き方を多くの事例のなかで紹介しながら、契約社員、パートタイマー、アルバイト、派遣社員、請負社員などの現状をリアルに描き、問題点を明らかにしています。フリーターの実情、リストラによる中高年フリーターの厳しい現状と問題点をインタビューを交えて取り上げていますが、正に雇用破壊が更に進むことになれば、日本社会の基盤も揺るがしかねない問題にもなるであろうし、色々と考えさせられる一冊です。
