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中野 麻美

岩波書店

グループ:Book

ランキング:16427

価格:¥ 819

発売日:2006-10

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http://www.changework.biz/amz/asin/Books/4004310385/

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カスタマーレビュー

労働者全般が共有すべき知識であるが、インパクトに欠ける。  (2008-10-05)
 2006年上半期あたりまでの論考。
 そのころはまだ自己責任論が盛んであり、小泉元首相の人気は高く、9月の安倍内閣発足時にも惜しまれていた。
 格差問題も「格差はないし、統計上の問題で退職者が増えたからだ。」等と御用学者らによって声高に宣伝されていた。また、働かない若者がマスコミで話題となった。
 2008年現在においても、こうした論調は一部で声高に叫ばれている。
 しかし、グローバル化、規制緩和の二点に絞っても、これはアメリカ一極支配によってなされた世界的な現象であり、「労働は商品ではない」とする労働のルールが政府主導で破壊されていることは明らかである。
 この本はそうした現状を明らかにしている。
 そして、さらに、踏み込んで日本の超過労働の構造。違法な派遣の仕組みなど論じている。
 ただ、本書は現在の労働環境の問題の解説書になるが、非常に内容を盛り込みすぎてインパクトに書ける仕上がりになっていることは否めない。本来なら労働者全般が共有すべき知識であるが、もったいないことだと思う。
 

労働者本意の働き方を求めたい  (2008-04-04)
雇用の多様化によって、労働者がどういう立場に陥っているのかを知りたいと思い、本書を読んでみたいと思いました。

非正規雇用のなかには、長時間働いたとしても年収200万ぐらいにしかならない人がいるという。これはワーキングプアといわれる現状なんだろう。低賃金でいつでもリストラ可能でダンピング可能。非正規雇用は、こういったように労働の商品化を招くことになる。ゆとりある生活を営むためには、非正規雇用の正規雇用化は必要なのではないか。

これから労働者人口は減る一方なので、外国人を入れるのか、ニート、フリーター、高齢者、女性の活用を図るのかがポイントになると思う。

グローバル経済や規制緩和によって非正規雇用が増えている事態が起きている。それに伴い正規雇用についても不安定さを伴ってきているのではないか。正社員が、定年まで安心して働けるということもなくなるのではないか。これは、余りにも経営者の立場が強すぎるからではないだろうか。もっと労働者本意の働き方を求めたいな。仕事とプライベートのバランスのとれた働き方を求めたい。女性に優しい社会というのは男性にとっても優しいはずではないか。もっとやさしい社会になればいいかな。

これは読まないとまずいでしょう  (2008-02-04)
 たしかに、他のレビューにあるように、後半(というか、最後の一割くらい?)は読みにくいな、とは思いましたが、そこに至るまで、一貫して論理的にテンションはっているのにはすごい静かな怒りのエネルギーを感じる。ただ、個人的には、労働基準監督署の就業規則提出時のチェック体制の不備についても触れてほしかったと思いました。「労働者代表」なんて、ノーチェックです。要するに、そこらへんにいる社員に「サインして印押して」で通ってしまう。名前と印があればいいんです。ですので、労働者代表による就業規則チェックが前提で書かれている部分は、実態と違うと思いました。でも、全体的な内容はすごくよいので星5つ。

現状レポートとしては良い  (2007-12-19)
普段、労働問題にそれほど縁の無い人であれば、情報を整理するうえでよくまとまった良書だと思う。
ただ、特に新規な論点があるわけではないし、今後の方向性が五里霧中。

どうも筆者もその辺は感じているらしく、後半は抽象的な文体で論旨が見えにくくなる。
やや詰め込みすぎか。

規制緩和の成れの果て・・・実感のない好景気  (2007-08-22)
労働は商品ではない、規制緩和で市場原理の中、競争にさらされた労働は商品以上に値崩れしやすい、生きていくため改悪された労働条件を飲むしかない。劣悪な労働条件で働くしかない。
労働者は脆く、弱い立場に追いやられてしまった。
今の日本はどうなっているだろう?
熟練職員を解雇し、契約職員に入れ替え、その結果、あちこちで整備不良による事故、肉体、精神疲労等による事故が相次いでいるではないか。安い労働力の海外に工場を造り、国内の人材育成をないがしろにしてきたではないか。日本の国際競争力を自ら低下させている。
著者の言葉にそうだそうだと、頷きながら、こんな日本にしてしまったのは....

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