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朝日新聞特別報道チーム

朝日新聞社

グループ:Book

ランキング:9990

価格:¥ 735

発売日:2007-05-11

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http://www.changework.biz/amz/asin/Books/4022731435/

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偽装請負と事業主責任

カスタマーレビュー

本書が告発した前提である経済状況は一変  (2008-12-28)
本書の前半部分を占める偽装請負を告発するルポルタージュ部分は、20年以上前に読んだ
「自動車絶望工場」(鎌田慧著)を彷彿とさせます。著者である朝日新聞特別報道チームの
面目躍如といったところでしょう。

本書の発刊が2007年5月ですが現在の2008年12月は、その「派遣切り」が社会問題化
しています。1年余りで本書が告発した前提である経済状況は一変してしまい、
事態はさらに深刻化しています。
「偽装請負」や「労働者派遣法」を飛び越え、問題は根源的になりつつあります。
抜本的な雇用と労働の在り方の見直しが求められています。

労働市場の不全  (2008-11-26)
朝日新聞の偽装請負報道に対しては経済界のリアクションもあり、製造派遣の制度化、派遣期間の3年への延長などがあって、結果として労働者にとって「プラスの方向に向かうかどうか予断を許さない(あとがきより)」状況になっている。悪を摘出し、指弾を加えるという単純な話ではなく、ある意味「もつれの始まり」となった訳だが、本件を議論の俎上に乗せた報道の意義は大きかった。

残念なのは、日本の雇用慣行のもと、正社員を増やせない企業側の事情をしっかり取材しながら、あえて「派遣・請負で引っ張るとは酷い。正社員で雇用してやればいいではないか。松下幸之助が泣くぞ、経団連会長会社が泣くぞ」という素朴な道義論を展開していること。そんな素朴な話ではないと知っているくせに、どうしてこんなにアカいのか。正社員貴族と派遣社員農奴への固定の解消を、貴族への転換で解決できるわけもない。そこはもう一歩渋い提言がほしいところだ。

豊富な事例で偽装請負の実態を知る  (2008-09-20)
請負という労働形態は,請負業者がある業務を請け負い,その完成に対して報酬を得るというもので,作業の進め方や人員配置については請負業者側に裁量権があります.発注者側としては,業務量の変動に伴って人員を容易にコントロールすることができ,しかも,作業者の労務管理等は請負業者がやってくれるというメリットがあります.

一方,派遣という労働形態は,派遣会社から発注元に人材を派遣し,発注者の指揮監督の下に作業を行う形態です.こちらも発注者側には,業務量に応じて人員を簡単に増減できるというメリットがありますが,一定期間以上続けて使うためには正社員として雇用する必要がでてきます.

これらの合法的な雇用形態に対して,実質的に発注者の指揮・命令の下に作業をするにもかかわらず,請負という契約形態をとることによって正社員には採用しないというのが偽装請負です.これによって,請負作業者は非常な低賃金で,将来に対する安定もなく搾取されてしまうというのが,問題になっています.

偽装請負が問題だと言われますが,偽装が問題なのではなく,問題は請負という形態そのものにあるように思います.いくら生産調整がやりやすいからと言って,正社員を使うよりも大幅にコストアップするようでは請負に出さないでしょうから,いくつかの会社からの仕事を1人の作業者が同時にこなすことができれば話は別ですが,請負会社のマージンを考えると作業者はどうしても低賃金とならざるをえません.これは合法であろうが,違法であろうが関係ないはずです.また,偽装請負では,発注者からの指揮・命令があったかどうかという点ばかりが問題となりますが,これはあくまでも請負と派遣を見分けるための手段であって本質的な問題ではないのではないかと思っています.請負であっても,問題が発生した場合には双方で協力して(発注者が手を貸して)問題を解決した方が,作業者にとっても発注者にとってもハッピーなはずです.

というようなことを考えるのによい一冊です.

偽装請負問題の必読文献の一  (2008-01-12)
偽装請負とは何か、関心ある方々がまず手に取るべき一書。問題の所在をはじめとして、基本的な理解が得られる。記述も分かりやすい。これを読むと、日本のモノづくりの現場が次第に崩壊しているのもうべなるかなという気がする。そして、今こうした問題群が解決されないうちに、日本は景気後退期を迎えつつある。そして、それは長期没落や貧富の差の更なる拡大を意味するはずだ。嫌な時代である。

お前が言うな  (2007-12-08)
朝日新聞自体が偽装請負で火だるまになっている現実。
こんなものまとめている暇があったら、自分たちの会社を
きっちり報道したらどうでしょう。

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