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滝本 敦

中央公論社

グループ:Book

ランキング:227100

価格:¥ 693

発売日:1986-03

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カスタマーレビュー

竹は実に60年から120年に一度しか開化しないんだって?  (2008-01-24)
何もない見渡す限りの平原にヒマワリを植えると成長に伴って、花がいっせいに東を向くのだそうです。なんと不思議な光景でしょう。植物はその成長戦略において無駄はないはず。この疑問について数十年も研究している学者さんがいるんですね。元来、法則なんて意外なところから発見につながることが多いので、大いに期待できます。中でも植物ホルモンとしてのエチレンの発見史がおもしろかったです。街灯(昔のガス灯ですが、)の近くにある植物は、故障でガスが漏れると決まって、その体に異常をきたしたそうです。こういうエピソードがあちこちに紹介されています。植物においてはまだまだ未解明な問題が多くあるんですね。その一つ、開花ホルモンの話が出てきます。これは俗にいうフロリゲンとかいうもので、未だその正体がわかっていません。でも、接ぎ木などの実験によって何かが芽の部分に移動してそこに働きかけ、開花を促進しているはずだ、と言われています。もう、数十年も学者が血眼になってこの正体不明の物質を追いかけているんですね。それから、もう一つは体内時計の話がおもしろかったです。これは、生物が独特の体内リズムをもっていてそれを計る時計の様な物資があるはずだ、というものなんですが、竹の開花の話がおもしろかったです。竹は実に60年〜120年に一度しか開花しないそうで、開花したらその竹藪は枯れてしまうそうです。だから、竹細工の職人さんは数十年に一度竹不足になって困るのだそうです。竹は株分けして植えても時期が来ると一斉に開花して枯れるのだそうで、土壌や場所なんかの影響よりもむしろ、竹自身に体内時計が仕組まれていて、それで自身の開花時期を知っているのだ、というのがおもしかったです。今後、まだまだ世紀の大発見がありそうでわくわくしますね。

読みやすく中学生に最適  (2004-08-09)
この本は国立の筑波大附属駒場中学の2004年夏期休暇中の課題図書にもなった本。比較的古い本ではあるが、科学離れが進んでいるものたちに考える力をよみがえらせると同時に興味を持たせるには最適な本。小学校高学年から高校を対象と考えるが、私の様な四捨五入すると50になるおじさんにも十分に楽しめる本です。絶対にオススメの本。

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